こんな方におすすめ
- 働きながら教員採用試験を受けるか迷っている
- 教員になりたいが自分には無理かもしれないと思っている
- 教員免許を在学中に取得していないが教員になりたくなった
働きながら教員を目指すのはむずかしい?
仕事と勉強の両立
これは本当に大変です。
もし、あなたがいわゆる「偏差値が高くて頭のよい人」「勉強習慣の身についている人」ならば、さほど大変とも感じないでしょう。
しかし、僕の様に偏差値50の大学に入学し、ほとんど大学行かず、麻雀とアルバイトとドライブの毎日。しかも中学も高校もあまり勉強せず、定期考査をやっても間違えた問題を振り返らず、放ったらかしの状態でやってきた人間が、仕事をしながら教員採用試験の勉強をすることは、本当に大変です。
困難を極めます。
時間のやりくり、仕事と勉強のストレス、周りから聞こえてくる採用試験挑戦への反対の声などに対応していかなければなりません。
しかし、その困難さを乗り越えて仕事と勉強を両立させるために最も大切なことは、あなた自身が絶対に教員になるんだ! 教師として絶対に教壇に立つんだ! という情熱です。その想いが強ければ強いほど、仕事と勉強の両立は可能になります。
▼仕事と勉強の両立方法▼ 働きながら教員採用試験を目指すあなたへ。元サラリーマンが働きながら通信教育で教員免許を取得し、教員採用試験に合格にしたノウハウを紹介します。 続きを見る
営業マンが働きながら教員採用試験に受かった勉強方法のコツ公開
教員免許を持っていない
僕は日本大学にお世話になりました。スクーリングが不要だったり遠隔でできる大学もあり、仕事と両立しやすいです。
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教員免許を通信教育で取得するには
教員免許を通信で取得するには通信大学選びが大切です。どこに着目して選べば良いのか、また働きながら教育実習するための心得等を自分の体験を交えてご紹介します。人生の先輩
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教員採用試験に落ちた
僕は3度目の挑戦で教員採用試験に合格できましたが、当時は僕の受験した地域では特に社会科での複数回の受験経験は当たり前と言われていました。1回目は「様子見?」でしたが、2回目は惨敗でした。仕事上の問題などを抱えた中での受験で、勉強にもあまり身が入らず、専門教養はほぼ白紙でした。しかし「もしかしたら面接で意欲を見せることができれば、万が一の万が一で合格???」とアホな欲を出して、無謀にも面接試験に顔を出してしまいました。
面接官は筆記試験の点数などが記載されているであろう手元の資料をめくりながら最初の質問をしてきました。「筆記試験の結果はどう思いますか?」。
昔から元気に返事をすることだけは心掛けてきました。そのおかげで高校2年生1学期中間考査数学で、120点満点中3点を獲得しました。「授業中に当てたら元気に返事をする。0点はかわいそうだから中間点の3点をやるか」と。授業中の停滞した空気を変えるために先生方は僕をよく指名し、僕も大きな声で「ハイッ!」と返事をして先生方の期待?に答えました。3点はその成果です。
しかし、この時の面接官は数学の先生とは完璧に違っていました。僕の「ハイッ!できませんでした!」という元気な返事にめがねのズレを直しながら一言。「君ねー!合格するために受けているんじゃないの!?教員採用試験を!?」と露骨に不快そうに(当たり前ですが)怒気を目一杯込められました。もちろんその後の面接中のことは覚えていませんが、この時のことは今でも絶対に忘れません。一生忘れません。
夏の暑い日差しを浴びながら試験会場を出て地下鉄までの道を「採用試験どーっすかな?明日からまた仕事の処理どーすっかな?」とうなだれながら歩きました。人生最悪状態でした。
しかし、地下鉄入り口を目の前にした交差点で信号待ちをしている時、ふっと頭に浮かんだのです。「俺は恵まれている!」と。
「確かに2回目の採用試験も散々な結果だった。仕事も大変だし、転勤の可能性が出てきて生活激変して採用試験?しかし、30歳になって周囲を見渡せば、仕事を辞めたくても家族のことを考えたら辞めれられない奴もいるのに、俺は自分が挑戦したいと決めた教員採用試験に挑戦している。俺が一番恵まれているんだ!」と。
金曜日の退勤後はテニススクールに通い、帰宅後は酒を飲みながら映画を夜中まで見ましたが、翌土曜日朝は7時から勉強をスタートしました。
受験先の教員採用試験の状況にもよるので、一度落ちてその後どうしたら良いかは一概には言えませんが、絶対にこれだけは言えます。
民間経験(社会人)や複数回受験の経験は、自分が教壇に立った時に絶対に役立ちます。
生徒も必ず失敗します。つまづきます。その時に、実際につまづき遠回りしたあなたの経験が必ず活きます。
ベンチャー企業を立ち上げた人が言っています。
「一度も失敗しないで成功する方が無理だ」
また、たとえ採用試験に合格できず、公立学校の教員になることを諦めても生徒に関わる仕事は他にもたくさんあります。私立学校(サイトはこちら)もありますし、塾や魅力的な真に教育を追求している教育機関は、規則や風習にとらわれた教育基本法第1条に規定されたいわゆる学校(俗に言う 一条校)よりも、柔軟に大胆に真に教育に生徒に向き合っています。僕自身も全国のその様な機関訪問や著書から学ばさせていただき、実感しています。
繰り返しになりますが、あなたの今の迷い、悩み、遠回り、苦労はどの様な道に進もうとも絶対に役立ちます。また必要としている生徒が、人がいます。
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社会人を経て教員になったメリット
社会人になったけれど教員の夢を諦められない方や社会人を経て教員になりたい方へ。会社員をしながら勉強して教員になった人生の先輩が感じた、社会人を経て教員になるメリット・デメリットを伝えます。
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教育実習で仕事を辞めなきゃいけない
僕の場合は、会社の状況や上司にも恵まれたこともあり、なんとか会社を辞めずに乗り切れましたが、一般的な会社であれば辞めることになるかと思います。ただ、もし辞めるにしても極力円満退社をお勧めします。実際、僕の例で言うと担任をやっていた生徒数人が最初に勤めた会社に就職を希望し、実際に採用になりました。またあなたの仕事ぶりによっては「教員採用試験に落ちたら、また我が社で働かないかい?」と声をかけてもらえるかもしれません。あなたにその気がなくともこの様な一言があれば、それはあなたにとって素晴らしいことであり、生徒に伝えることのできるあなたの宝物です。
教員になるために必要なこと
教員免許を取る
大学在学中に取得していればOKですが、そうでなければまずここからですね。
教員採用試験に合格する
圧倒的な筆記試験の点数をとることです。
特に専門教養、教職教養、一般常識の筆記試験で圧倒的な点数をとることです。なかなか合格しないと余計な話が耳に入ってきます。「コネがあるとかないとか」。その様な話に耳を貸している暇があったら、とにかく圧倒的な点数をとるために、ひたすら勉強するのです。圧倒的な点数を取った受験者を面接や模擬授業の結果で簡単に落とすことができるとは、僕は思いません。それが筆記試験の良さです。圧倒的点数、つまり1番を目指すのです。面接や模擬授業で合否が決まる様なビミョーな点数ではダメです。1番を目指すのです。
ちなみに僕は3番以内だったと思います。当時は、点数開示制度などがなく正確な結果を知ることができませんでしたが、「僕は自分のやってきた努力の結果をどうしても知りたいのです。」と教育委員会担当者の方にくい下がりました。担当者の方は「ど〜しても知りたいのですか?」と聞いてきました。僕の迫力、熱意に押されてそれとなく分かるニュアンスで教えてくれました。専門教養は9割近くでした。「試験開始!」の声と同時に専門教養の問題を見て合格を確信しました。終了してできなかった問題は1問だけだったので9割近くの結果は、その様なものと感じました。
この時の教育委員会の担当者の方には感謝しています。
民間から教員になって後悔する?
後悔するかどうかはそれぞれだと思いますが、ぼくが感じた民間では当たり前のことが当たり前ではなかったり、価値観の違いをすごく感じました。
社会人から教員になった僕の体験談
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参考
教員免許を通信で取得するには通信大学選びが大切です。どこに着目して選べば良いのか、また働きながら教育実習するための心得等を自分の体験を交えてご紹介します。人生の先輩
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まとめ
教員の仕事は、大学受験合格者数など一部を除くと数字で表せることがなかなか難しい仕事です。
今、生徒に対して伝えたことが10年後役に立つのか、20年後役に立つのかも全くわかりませんし、全く生徒の役に立たないかもしれません。
とある専門学校の校長先生に言われたことがあります。「われわれ専門学校は資格取得や就職で保護者から感謝されることが多いが、高校の先生方は保護者から感謝される場面が少なくて大変だと思うよ。」
また言葉は少々きついですが、生徒に裏切られることもあるかもしれません。頭にくることもたくさんあります。
しかし、教員という仕事は好きですし、素晴らしい仕事であると思います。
この記事を読んでくれている人は、夢を持って自分の人生を切り拓こうとしている人だと思います。
夢の実現は簡単なことではありませんが、どうか頑張って欲しいです。
人生は一度きり。
誰のものでもなく、自分の人生です。