こんな方におすすめ
- 働きながら教員を目指したいが迷っている
- 社会人経験アリの教員のメリット・デメリットを知りたい
実際に僕が感じた社会人を経て教員になることのメリットとデメリットを綴ります。
まずはメリットから。
社会人を経て高校教員になって感じたメリット 自分編
自信がつく
社会人を経験しているということは働きながら採用試験の勉強をしたということ。仕事と両立させながら採用試験勉強は大変でした。その大変さを乗り越えたことが自分の自信につながります。
社会人を経て高校教員になって感じたメリット 対生徒編
勉強面
採用試験合格のために身をもって経験した内容を生徒に自身を持って伝えることができます。計画の立て方、時間管理、コンディショニング等。
進路面(進学)
進路の方向性が曖昧でも、社会人になってからでも修正が利くことを伝えることができます。
進路面(就職)
自分自身で身をもって体験した社会人、民間を経験した大人としての学校の外の世界の常識を伝えることができる。挨拶の仕方や視線の合わせ方など面接時における具体的スキル、働く中で諸先輩から教られた「なぜ働くのか?」「働くことの意味とは」など勤労観や職業観などを自信を持って伝えることができます。もちろん自分の甘さも失敗も含めて。
社会人を経て高校教員になって感じたメリット 対保護者編
信用力
電話対応や三者面談の場においても社会人、民間経験者としての立ち居振る舞いは、保護者からも信用を得やすくなります。「この先生はズ〜ッと教員だけやってきた先生とは違う」とは結構言われました。実際感覚も違うので保護者もある面では「腹を割って」話をしてくれます。時には情報を提供してくれます。
中途採用の教員のデメリット
待遇
採用当初は周囲の先生方からも「そのうち大学卒業して即教員になった人と同じ等級に追いつくよ」と言われましたが、経済状況の変化などで追いつきません。もちろん明らかにマズイ系の教員よりも等級は下のことがあります。退職金も以下同文。
公務員組織の壁を感じやすい
民間企業は利益を重視し、学校は生徒が成長することを第一に考える場です。(もちろん生徒のおかげで教員も成長します)。目指すところは違うのですが、問題点があれば改善するという点においては変わりはありません。しかし、改善への取り組みは亀の歩みにも負けるのかもしれません。PDCA研修もやりますが実施した試しがありません。どこかの学校では真剣に研修し、真剣に実施しているのかな。
※Plan=企画、Do=実行、Check=評価、Action=改善
例)「PDCAサイクルを早くまわし、業務改善をいかに迅速に進めるか」
「やってもやらなくても給料は同じ」や保証された身分を「壁」と感じやすいのが社会人経験者のデメリットかも知れません。
まとめ
あなたは社会人経験のメリット、デメリットのどちらにより多く眼を向けますか?
色々感じるところはありますが、僕は教員という仕事自体は好きですし、素晴らしいと思っています。
\僕の経験を元に書きました/ 働きながら教員採用試験を目指すあなたへ。元サラリーマンが働きながら通信教育で教員免許を取得し、教員採用試験に合格にしたノウハウを紹介します。 続きを見る
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